2012年8月8日
すべての生きとし生けるものは老化します。人間の場合、老化が現れてくるポイントといえば、徐々に髪が減ってきたり、髪の色が抜けてきます。
シワが増え、それにともなって肌のハリが失われてきます。筋肉が落ちてきます。耳が遠く、近くのものが見えにくくなり、物忘れが多くなってくる、などでしょうか。
ではなぜ老化するのでしょう。それには定説があります。長い時間をかけて体内に蓄積されてきた毒素のせいです。細胞が、長い間の酷使や病気のため次第に衰えてくるからです。
免疫システム、病気と闘う能力が着実に衰えてくるためなどです。ただ、目下明らかなこともあります。それは、老化は細胞レベルで起こる、ということです。
各細胞の中には核があり、そこには染色体が含まれています。染色体を構成しているのが、DNAの長いストランドです。そしてこの巨大な分子が有しているのが新たな細胞の生成計画であり、それによって組織の修復や交換が行われたり、人間が成長していったりします。
そのためDNAはまず、細胞内に自身のコピーをつくります。コピーが完成すると、2組に増えた染色体が、それぞれ細胞の両端に移動します。すると細胞はじわじわとのびていき、やがて2つの細胞に分離します。
もちろんどちらの細胞内にも1組ずつ染色体が含まれています。この2つの細胞は、成長するとそれぞれにまた分離し、4つの細胞になります。
それがまた分離してと、繰り返されていきます。やがて人間に完全に成長すれば、この細胞分裂はペースが落ちていき、新たな細胞を生成するのは、死滅していく細胞や損傷を受けた細胞があった場合だけになっていきます。
ただ最近まで、DNAは正確なコピーをつくると信じられてきましたが、実際にはそうではありません。新たなDNA分子は、古いストランドの1番上につくられます。ちょうど、トランプ札で家をつくる際、したの層の上に新たな層を重ねていくのに似ています。
トランプ札の家は普通、ピラミッド型をしています。各層が、下の層よりもわずかずつ短くなっているからです。さもないと、両端を支えられないからです。だからこそ全ての層を同じ長さにすることはできません。
それと同じことがDNA分子にもいえます。新たな分子が古いストランドの上につくられるとき、やはり両端を支えられないという理由から、ほんのわずかですが短くなっているのです。したがって、新たに生成されるDNAはいずれも、その前に生成されたものよりわずかに短くなっています。
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2012年7月24日
保湿効果はスキンケア化粧品の基本です。皮膚角層の保湿性を評価する方法には、皮膚を直接、非侵襲的に測定あるいは観察する方法と、角層を採取し、その中の物質を測定する方法とがあります。
皮膚表面をビデオマイクロスコープで50倍程度に拡大し、皮膚と皮丘からなるキメを観察する方法があります。
保湿能の高い皮膚の表面は皮丘がふっくらとしていてキメが整然と整っており、表面に鱗屑はありません。表面を拡大して鱗屑の大きさや付着する面積を測定することで肌状態を評価します。また、皮膚に歯型を取るための樹脂を付着させてレプリカを取り、転写された皮膚表面を解析することもなされています。レプリカの解析にはレーザー光も使われて3次元計測が行われています。
角層の水分量の測定は通電性を利用して伝導度や電気容量を測定する方法と、水分子を直接測定する方法があります。伝導度を測定する方法は3・5MHzの高周波電流を通電し、電導度を測定します。
電気容量を測定する方法は、平均1MHzの周波数の容量を通電して測定します。伝導度は表面に近い皮膚の水分量を反映し、電気容量はより深部に通電して角層や表皮の水分量を測定します。
比較的乾燥した皮膚の測定に向くといわれています。皮膚からの水分蒸散両測定も肌状態を知るうえで大切です。角層の硬さ・柔らかさは水分量と関係していることから、皮膚の粘着性を測定しています。
直接水分子を測定する方法として赤外分光法、核磁気共鳴画像法、共焦点レーザーラマン顕微鏡などがあります。
年着テープなどから採取した角層の遊離アミノ酸、乳酸、尿素などのNMFやセラミド、さらには炎症性サイトカインなどの測定を行うこともなされています。これらの測定結果と非侵襲的計測結果とを合わせて角層の保湿性を評価しています。
皮膚の計測方法として、皮膚水分量の測定法は電気特性、赤外吸収スペクトル、共焦点、レーザーラマン顕微鏡。経皮水分蒸散量の測定法は密閉型、開放型。皮膚色の測定法は表色系、マンセル表色系、メラニン・ヘモグラビン定量。皮膚表面形態の測定法はレプリカ二次元画像処理、レプリカ三次元測定、in vino 三次元測定。皮膚内部構造の測定法は、超音波断層撮影、核磁気共鳴画像法、光干渉断層計、in vino 共焦点顕微鏡、in vino 第二高調波発生光顕微鏡、in vino 多光子顕微鏡。皮膚粘弾性の測定法は、歪一応力測定、機械インピーダンス、共鳴振動法。皮膚血流の測定法は、レーザードップラー血流計、レーザースペックル血流計、光波コヒーレンス断層影像法。
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